五大元素とつながる―空の第5チャクラ

空(くう)は4つのエレメント(地・水・火・風)が活動するためのスペースです。時間的、空間的、精神的に余裕があると状況すべてを受け入れることができますが、その「空き」がないと他のエレメントが増大しそれに支配されがちになります。余地、余白を残すことは、まだ自分でも気がついていない潜在能力を発揮していくスペースとして重要かもしれません。


五大元素と人の身体の成り立ち、五大元素とチャクラの関係については、『五大元素とつながる―地の第1チャクラ』をご参照ください。


第1チャクラは『地』:地球とつながり、物質界にしっかりとした基礎を築く

第2チャクラは『水』:生きている喜びを外との関わりのなかで見出し、エナジーを循環させる

第3チャクラは『火』:個性を発揮し、自分で自分の人生の舵を取る

第4チャクラは『風』:自分を含めすべてに無条件の愛を与え受け取る


第5チャクラは「精神界」を司るエナジーセンターの第5~7チャクラの最初のチャクラ。コミュニケーションを司ることで知られていますが、人とだけではなく、自分との誠実なコミュニケーションをも示唆します。

 

目次


第5チャクラは『空』:抑圧を解き、真の自分を表現する

別名

場所

バランスが取れているときの色

テーマ

心理学的関係

生理学的関係

身体の関連部位・臓器・器官


第5チャクラ/空のエレメントが心身にもたらす性質

調和(安定)しているとき

不調和(過剰)なとき

不調和(不足)なとき

不調和なときに生じやすい症状・疾患


第5チャクラ/空のエレメントを調和させるには

第5チャクラのエナジーが過剰/空のエレメントに支配されているとき

第5チャクラのエナジーが不足/空のエレメントが欠如しているとき


空は、すべてなるものの土台

 


第5チャクラは『空』:抑圧を解き、真の自分を表現する

別名

スロートチャクラ、咽喉チャクラ


場所

のど


バランスが取れているときの色

ターコイズブルー


エナジーの質

コミュニケーション、自己表現、意志、高度な創造性


テーマ

内的感覚・意志・思考・観念・アイデアの自由な言語表現、真実、誠実さ、他者と本音で交流しようとする意志、課題の受容または拒絶、普遍の意識、神秘的直観、超聴覚(クレアオーディエンス)


心理学的関係

意志力をコントロールし、自己が真に必要とするものを認識する能力


生理学的関係

甲状腺ホルモン(全身の細胞における基礎的な代謝活動を調節)

カルシトニン(全身のカルシウム代謝と骨代謝に作用)

副甲状腺ホルモン(全身の細胞におけるカルシウム代謝を調節)


身体の関連部位・臓器・器官

甲状腺、副甲状腺、口腔、声帯、気管、頸椎、副交感神経、全般的な骨格系の活動



第5チャクラ/空のエレメントが心身にもたらす性質

調和(安定)しているとき

自分らしくのびのびといられる、穏やか、焦らずゆったりとした落ち着きがある、何が起きても受け入れ順応できる余裕がある、そのときどきの状況によって自分が変わるわけではないと知っている、バランス感覚に優れ客観的に自分や物事を見ることができる、高い洞察力・直観力、他者に対して寛容、コミュニケーションを上手く取ることができる、よく働く、家族の面倒をよく見る


不調和(過剰)なとき

うわの空、自覚を欠く、自分を見失う、現実感が持てない、経験とのつながりが持てない、外的条件(身体的特徴、仕事、所有物、人間関係)で自分が何者であるかを定義する、そのうちのひとつを失うと存在意義がないと感じるため失わないように必死になる、人・物事・状況を必要以上に支配/抑圧しようとする、何が重要か見極めることができない、声を使って自分の意志を他者に対して行使させる力の乱用、うわべだけで話す、静寂が苦手で取るに足らないことを話し続ける、仕事は投げやり、家族にそっけない態度を取る


不調和(不足)なとき

不機嫌、内向的、聞く耳を持たない、人前で自分を表現することが難しい、常に余裕がない、時間に縛られる、束縛され自由がないと感じる、仕事に追われる、あらゆることが立ちはだかる壁のように感じる、家族の世話が煩わしいと感じる、友人と会う時間もない、料理する余裕もない、リラックスする暇もない、他のエレメント(地・水・火・風)のどれかに支配されやすい、被害者意識が強い、自信を失い劣等感を持ちやすい


不調和なときに生じやすい症状・疾患

咽頭・甲状腺疾患(咽頭の炎症・痛み・喉頭炎・甲状腺の腫脹・甲状腺炎・副甲状腺腫瘍・喉頭がん、エナジー不足は甲状腺機能低下症、エナジー過剰は甲状腺機能亢進症、甲状腺がん)


ヒーリングパワーを目覚めさせるスピリチュアル・レッスン』の著者ジャック・アンジェロ氏によると、のどのチャクラは、

  • 自分自身に対して忠実であろうとする努力

  • 自分自身が本来何者であるのかを表現する努力 この2つを私たちに要求するといいます。

建前ばかりで、自分で自分の本音がわからなくなっている状態では、自分自身に忠実でいることも本来の自分自身を表現することも難しいでしょう。社会的・文化的には自分で思っていることを率直に口にすることは難しい場面が多いですが、スピリチュアル的には自分に嘘をつかず誠実でいることが大切なようです。「こうすべき」よりも自分がどうしたいか。考えて言動に移すより、自分の本当の望みを抑圧せず、小さなことでも心の趣くままに過ごすようにしていれば、のどの違和感が消えていくかもしれません。




第5チャクラ/空のエレメントを調和させるには


第5チャクラのエナジーが過剰/空のエレメントに支配されているとき

  1. 「大地に根を下ろしている肉体を持った自分が、日々、様々な体験をしている」と自分を客観視し、第1~第4チャクラを整え、4つのエレメント(地・水・火・風)との結びつきを取り戻す。 『五大元素とつながる―地の第1チャクラ』 『五大元素とつながる―水の第2チャクラ』 『五大元素とつながる―火の第3チャクラ』 『五大元素とつながる―風の第4チャクラ

  2. 私たちの本性は無限で普遍の空(くう)であることに気づく。 空は、意識。 境目も色も形も輪郭もなく、生まれることも消滅することもない。 汚されることもなければ影響を受けることもない。 抵抗すべき対象は何もなく、守るべき「我」もない。 これは生じてもよいがあれはだめだという判断も区別もしない。 何もかも受け入れることができる。 空は、光に満ちて清らかなままだ。 出典:『チベッタン・ヒーリング―古代ボン教・五大元素の教え』 テンジン・ワンギェル リンポチェ著

  3. 空(くう)を何かで満たそうとするのをやめる。心が空(から)になったようなむなしい感覚があっても、あるがままに任せる。空っぽの部屋が落ち着かないからとスペースを家具や物で埋めるように、自分と向き合うことに怖れを抱く人は、何もしない空白のスケジュール、空ろな気持ち、空っぽの頭、沈黙、静けさを、思い込みや感情、行為で一杯にしてしまいがち。

  4. 望ましくない感情が湧きあがってきても、嫌悪せず抑圧もしない。あるがままに任せれば「空」に消えていく。これが感情の解放。空はときに浄化のためのスペースにもなる。

  5. 心にもないことを言わない。発する言葉にはエナジーがあり、それが現実化し自分を作っていく。

  6. 「自分(相手)はこうだ」という思い込みを捨てる。自らのアイデンティティを支えるために弱さや悩みに依存し、あらゆる思い込みによって制限を課しているのは自分自身であることに気づく。

空のエレメントが安定しているとき、自分のアイデンティティを定義するものや体験として生じる事柄・問題と、自分とを、同一視したり執着したりしないため、そういったものに縛られることなく自由になれるといいます。

自分に貼ったラベルをすべて剥がし、自分に「足りない何か」を追い求めることで自分を完全・完璧なものにしようとするのではなく、今のありのままの自分で完全・完璧であり満たされているという感覚を取り戻せば、他の4つのエレメントが躍動できる自由な空(くう)を生み出します。自分ではないものを求めることをやめたとき、本来生まれ持っている能力や可能性が開花する余地が生まれるのかもしれません。 関連記事:『幻の自分に気づく』『本来の自分に還る3つのステップ





第5チャクラのエナジーが不足/空のエレメントが欠如しているとき



  1. 第1~第4チャクラと4つのエレメント(地・水・火・風)を調和、安定させる。 『五大元素とつながる―地の第1チャクラ』 『五大元素とつながる―水の第2チャクラ』 『五大元素とつながる―火の第3チャクラ』 『五大元素とつながる―風の第4チャクラ

  2. 遮るものが何もなく目の前に広がる青空を見つめ、空と自分を一体化させる。その広大さやゆったりとした感覚を味わえば、抑圧した感情や余計な想念が消えていく。

  3. 瞑想、もしくはイメージする。自分の内側に空っぽのスペースを作り、空っぽは怖くないことを知る。スペースを広げ、心を乱す感情や想念が解放される場を、そして予期しない出来事やチャンスを招き入れる余裕を、作る。

  4. ゆっくりと流れる時間をゆったりとリラックスして過ごす。時間にとらわれない。時間はいつもたっぷりとある。時間より優先されるものはある。

  5. スケジュールに縛られずにしておく。時間的余裕を持たせておく。日々を時間通りのルーティンで固めていると、自分の感覚や直観に従うという能力が衰える。

  6. 正直でストレートな表現が歓迎されない環境にいる人、あるいはそういった表現が苦手な人は、自分の内側に押し込めたままにしておかずに日記などで自分の本心を書き出しておく。自分の心とのズレをなかったことにしない。

何か物をつなぎあわせて作るときに「遊び」を設け、あえて隙間を残したりネジを締めきらないようにします。材料の接合部のズレや温度・湿度の変化による歪みによって衝突して破損したりするのを防ぐことができるのは、この遊びで余分な力を分散するためです。


これもスペースであり空です。私たちの体内で4つのエレメントのどれかが過剰になったときも、空があれば余剰分を発散することができます。空を取り入れることは、自分の身を守ることでもあります。



空は、すべてなるものの土台


チベッタン・ヒーリング―古代ボン教・五大元素の教え』のテンジン・ワンギェル リンポチェ氏によると、スペース(空)がすべての土台であり、スペースとひとつに溶け合っている人は大地よりも安定していると言います。

「なぜなら、もはやその人は大地の存在を許容しているスペースとなっているからだ。その人は水よりも自由で、風よりも自在。なぜなら、水の流れは妨げられることはあっても、スペースには妨げるものは存在しないから。風はスペースの広がりのないところには届かないから。そして、火よりも創造的。スペースがなければ火は燃え上がることもできないから。」


空は広大で普遍で無限。空は意識です。自分が長年抱いている思い込みや思考パターンを手放せば、遮るものなどそこには何もありません。自分で自分を抑圧していたことに気がついたとき、自分が感じる心のまま自由に表現できる喜びを思い出せるでしょう。