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五大元素とつながる―水の第2チャクラ

五大元素とつながる―地の第1チャクラ』では、心身の安定を図るために大地に根を下ろし地球としっかりつながることが大切であることをお伝えしました。植物が芽を出すためには水が必要となるように、水は私たちにとっても欠かせない元素ですが、少なすぎても多すぎても不調和となり、循環させることが大切です。今回は、その水のエレメントと、その性質を持つ第2チャクラについてまとめてみました。


五大元素と人の身体の成り立ち、五大元素とチャクラの関係については、『五大元素とつながる―地の第1チャクラ』をご参照ください。


第1チャクラは『地』:地球とつながり、物質界にしっかりとした基礎を築く、でした。

まずは、地球における「自分」を確立して自分を信頼していくということですね。


次にエナジーが上がっていく先は第2チャクラですが、ここからその確立した「自分」をどのように発展させていくか、自分と自分の外の世界との関わりかたがテーマになります。

 

目次


別名

場所

バランスが取れているときの色

テーマ

心理学的関係

生理学的関係


身体の関連部位・臓器・器官

調和(安定)しているとき

不調和(過剰)なとき

不調和(不足)なとき

不調和なときに生じやすい症状・疾患


第2チャクラのエナジーが過剰/水のエレメントに支配されているとき

第2チャクラのエナジーが不足/水のエレメントが欠如しているとき


 


第2チャクラは『水』: 生きている喜びを外との関わりのなかで見出し、エナジーを循環させる

別名

セイクラルチャクラ、仙骨チャクラ、脾臓チャクラ


場所

仙骨、おへそから指2本分下


バランスが取れているときの色

オレンジ


エナジーの質

吸収、循環


テーマ

喜び、セクシュアリティ、心地よさ、満足、受容、創造力、無意識の感情の統合、記憶の奥底に眠るもの、インナーチャイルド


心理学的関係

官能的な感情や性欲の発現など、性活動に関わるエナジー


生理学的関係

性腺、精巣や卵巣のライディヒ細胞

(エストロゲンやテストステロンといった性ホルモン分泌機能)


身体の関連部位・臓器・器官

性腺、泌尿生殖器系、膀胱、大腸、小腸、虫垂、腰椎など



第2チャクラ/水のエレメントが心身にもたらす性質

調和(安定)しているとき

感受性豊かに創造力を発揮できる、感情面でのバランスが取れている、穏やかな喜びや心地よさを感じ気持ちよく生活できる、人生の出来事や人間関係に適応していける、人生を楽しむ、自他ともに受け入れることができる、今ここにある感情を味わい尽くし、それを手放すことができる


不調和(過剰)なとき

感情豊かで感情に飲まれやすい、極端な気分のムラ、涙もろい、人を性の対象としてしかみない、気楽すぎる、無責任、流れのままに生きる、置かれた環境・つきあう相手によってどんな色にも簡単に染まる、従順であるがゆえに自分を見失いやすい、依存心・執着心が強い、被害者意識、自己憐憫に陥りやすい


不調和(不足)なとき

罪悪感、過度に批判的、苛立ち、困惑、不安、パニック発作、外の世界に対する怖れ、自分の気持ちを乱す人に会うとイライラする、精神的/身体的虐待によるトラウマや過去の感情にとらわれる、喜びや感謝の気持ちに欠ける、人生が無味乾燥なものに思える


不調和なときに生じやすい症状・疾患

呼吸器・腎臓疾患、喘息、肺気腫、気管支炎、子宮体がん、子宮頸がん、大腸炎、過敏性腸炎、膀胱がん、小腸の吸収障害、タンパク質のアンバランスによる関節炎、骨格が硬くなる、前立腺炎、腰痛、性的機能障害、不妊症、性感染症、ストレス疾患、食べ物やアルコールへの依存症


第2チャクラはおへその下にあるのに、なぜ呼吸器系が関係あるのかと思われる方もいらっしゃるでしょう。バイブレーショナル・メディスン:いのちを癒すエネルギー医学の全体像』の著者リチャード・ガーバー医学博士によると、このチャクラは、外界のエナジーである「プラーナ」の流れをコントロールする中枢であり、呼吸によって酸素とプラーナが体内に取り込まれ、血流にのって全身に運ばれるという吸収・循環・分布のプロセスを促進する役割を担っているためと考えられます。




第2チャクラ/水のエレメントを調和させるには

第2チャクラのエナジーが過剰/水のエレメントに支配されているとき


  1. 第1チャクラ(地のエレメント)を先に整える。 地球とつながってエナジーを供給できていないとき、身近にいる人からエナジーの補給をする傾向があり、依存につながることがある。 第1チャクラ/地のエレメントを調和させるには』の『第1チャクラのエナジーが不足/地のエレメントが欠如しているとき』をご参照ください。

  2. 満たされない感覚を誰かや何か外的なもの(食べ物やアルコール)で埋めようとせず、自分の真の欲求がどこにあるかを見極める。

  3. 自他の境界線を引き、他人の感情に影響されすぎないようにする。

  4. 他者との関係で自分の「与え受け取る」バランスを見直す。愛、自由、好意、手助け、成長する機会、物など、受け取らずに与えてばかり、あるいは、要求ばかりで何も与えないという状態が続くと、孤独や依存につながる。


第2チャクラのエナジーが不足/水のエレメントが欠如しているとき

  1. 内にも外にも水のチカラを借りて、水の柔らかさを体の内に染み渡らせる。外界のエナジー「プラーナ」や酸素と同様、体内に水分が不足しているとあらゆる巡りが悪くなるため、水を飲む。水は情報を記憶するため、新鮮な水を選び、かつ、今自分にとって必要なエナジーが水にあると意図して飲むことが大切。手を洗うときやシャワーを浴びるときなどに、自分にとって不要なものが流れていくように意図する。 詳しくは「自分とそして万物とのつながりを深める」ヒントの『水のチカラでエナジーを浄化する』をお読みください。

  2. 水辺に出かけ、水と戯れ、そのやわらかさ、心地よさ、自在さを感じ取る(あるいはそのイメージをする)。淀みのない澄み切った水を自分の心にも浸透させ、自分にとって不要な考えや感情を浮上させ、昇華させる。

  3. 自分の中にある欲求や感情を否定・抑圧・排除しようとせず、淡々と向き合う。心の闇を怖れているからといってその正体を暴くことなく「水に流そう」「忘れてしまおう」とすると、同じことを何度も繰り返すことになる。 詳しくは『ネガティブな感情の解消の仕方』をお読みください。

  4. 「幻の自己」を手放す。パートナー、子ども、資産、地位、名誉など、何か自分の外側にあるもので自分のアイデンティティを定義したり、「何かを手に入れる」「何かをする」ことによって喜びや快適さを追求したりするのではなく、自分の「今ここにある」喜びという感覚を得られるように訓練する。 詳しくは『幻の自分に気づく』をお読みください。

  5. 子どもの頃からやりたかったことをやる、もしくは童心にかえって遊ぶことで喜びを思い出す。

  6. 与える・受け取る行為、物やお金などを循環させ、滞っているエナジーを外に排出する。


自己治癒力があることを思い出そう

水が、氷から水へ、水から水蒸気へと変化していくように、心に凍結したままになっている感情に自ら光をあてて昇華する。そうすることで光が射し込んだ心は闇ではなくなり、過去の感情に翻弄されることなく、今ここを楽しむことができるようになります。


バイブレーショナル・メディスン:いのちを癒すエネルギー医学の全体像』の著者リチャード・ガーバー医学博士によると、第2チャクラ(水のエレメント)を強化していくと、解毒機能が高まるといわれています。化学物質、環境汚染物質、ウイルス、発がん性物質などに体がさらされたとき、チャクラに障害が起きていればそのチャクラに関係する臓器が最も影響を受け、発症準備が整ってしまうといいます。


心も身体も、人間は本来自分で癒すチカラを持っています。自己治癒力を活かすには、自分の内側にある不快感に無自覚でいたり、抑えたり、それから逃げたりしないこと。水がその姿を変えるように、私たちもいつかは他界します。魂の旅は続きますが、地球という学校にいる間にあらゆることを体験し尽くして光を見出せば、五感を通して感じるこの世界には生きている喜びがあふれていることに気がつくでしょう。



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