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五大元素とつながる―火の第3チャクラ

7大チャクラのうち、第1~第3チャクラは生理学的・物質的・人間的で、地球上に肉体として存在することに関連する性質を司ります。上位のチャクラにおいてスピリチュアルな部分を発達させるためには、この下位の3つのチャクラに確実に習得しなければならない課題があります。今回は、その3つのうちの最後、第3チャクラとその性質である火のエレメントについて見ていきましょう。火が持つパワーは使い方次第。火には、チャクラに溜まった淀んだエナジーを焼き払う力がありますが、火が弱すぎれば重たい感情が溜まっていき、火が強すぎれば怒りや攻撃性となって現れたり消化器官に炎症が生じたりします。

五大元素と人の身体の成り立ち、五大元素とチャクラの関係については、『五大元素とつながる―地の第1チャクラ』をご参照ください。


第1チャクラは『地』:地球とつながり、物質界にしっかりとした基礎を築く

第2チャクラは『水』:生きている喜びを外との関わりのなかで見出し、エナジーを循環させる


第1チャクラで築く『自己』、第2チャクラで築く『自他の関わり』、第3チャクラはこれらを含めた自分の人生を、自分でコントロールできているかどうかがテーマになります。

 

目次


別名

場所

バランスが取れているときの色

テーマ

心理学的関係

生理学的関係

身体の関連部位・臓器・器官


調和(安定)しているとき

不調和(過剰)なとき

不調和(不足)なとき

不調和なときに生じやすい症状・疾患


第3チャクラのエナジーが過剰/火のエレメントに支配されているとき

第3チャクラのエナジーが不足/火のエレメントが欠如しているとき


 

第3チャクラは『火』:個性を発揮し、自分で自分の人生の舵を取る

別名

ソーラープレクサスチャクラ、太陽神経叢チャクラ


場所

みぞおち


バランスが取れているときの色

黄色


エナジーの質

知的刺激


テーマ

個人の力、理性、知性、感情の統合、強い意志、楽しさ、インスピレーション、瞬発力、スピード感、勇気、創造力、自発性、推進力、行動力、集中力、目的意識、成し遂げる力、情熱、自尊心、バイタリティ


心理学的関係

怒りや攻撃性、人生へのコントロール力


生理学的関係

副腎皮質(コルチコステロイドホルモン)


身体の関連部位・臓器・器官

胃、膵臓、胆のう、肝臓、脾臓、副腎、腰椎、消化器一般、横隔膜など



第3チャクラ/火のエレメントが心身にもたらす性質


調和(安定)しているとき

頭の回転が速い、聡明、積極的、個性を発揮できる、目的意識があって楽しい、仕事において成果を上げることができる、許すことができる、感情を手放すことができる、やる気やバイタリティにあふれている、自分の人生を思い通りに切り拓いていける感覚がある


不調和(過剰)なとき

興奮しやすい、ちょっとしたことで怒る、落ち着きがなく衝動的、過剰反応、激しい言葉や行動で攻撃する、自己中心的、他人を支配し管理する、暴君的(あるいは従順、このふたつの性格を状況によって揺れ動く)、内弁慶/外弁慶、寛容さに欠ける、眠れない、早口、おしゃべり、思考がめまぐるしい


不調和(不足)なとき

活力がない、気力がない、インスピレーションに欠ける、退屈、楽しくない、集中できない、周囲に振り回される、支配されていると感じる、自分で意思決定ができない、成り行き任せ、自分の人生は変えられないという無力感、被害者意識、過去への執着や後悔の念を抱く、感情の抑圧、自己評価が低くなり承認欲求が強くなる


不調和なときに生じやすい症状・疾患

胃腸・膵臓・肝臓疾患。胆石、膵炎、潰瘍などのストレス性/心因性疾患、糖尿病、副腎の萎縮による疲労や体力低下


火にはネガティブな元素を燃やすという浄化作用があるため、適度な大きさの炎であれば、不安、怖れ、心配、嫉妬、怒りといった、いわゆる「ネガティブ感情」も適切に処理することができます。しかし、その炎の調節が適切に行われないと、第3チャクラに関係している臓器にも影響が及び、「焼けおちた」臓器には孔があいてしまうといい、その例のひとつとして十二指腸潰瘍が挙げられています。

第3チャクラは感情の影響を受けやすく、ブロックが生じやすいと言われています。


チャクラのエナジーや火のエレメントが過剰だった人が、何かをきっかけとして真逆の欠乏状態に陥り、燃え尽き症候群のようになることもあります。それは、バイブレーショナル・メディスン:いのちを癒すエネルギー医学の全体像』の著者リチャード・ガーバー医学博士が言うように怒りの感情は本人の内面的な無力感の表現であることが多い』からでしょう



第3チャクラ/火のエレメントを調和させるには


第3チャクラのエナジーが過剰/火のエレメントに支配されているとき

  1. 興奮しやすい人は、水のエレメントを増やす。 五大元素とつながる―水の第2チャクラ』>「第2チャクラ/水のエレメントを調和させるには」>「第2チャクラのエナジーが不足/水のエレメントが欠如しているとき」をご参照ください。

  2. 落ち着きがない人は、地のエレメントを増やす。 五大元素とつながる―地の第1チャクラ>「第1チャクラ/地のエレメントを調和させるには」>「第1チャクラのエナジーが不足/地のエレメントが欠如しているとき」をご参照ください。

  3. クレイパックをみぞおち辺りにすると、地や水のエレメントを増やして火を鎮静化してくれます。詳しくは『クレイのデトックス作用とエナジー』をお読みください。

  4. 強い感情を抱いたとき、延焼させずに解消していく。 詳しくは『ネガティブな感情の解消の仕方』をお読みください。



第3チャクラのエナジーが不足/火のエレメントが欠如しているとき

  1. 日当たりのよい場所や暖炉などの熱源のそばでくつろぎ(もしくはそのイメージをして)、ぬくもりと喜びをもたらす火の質で身体の内部が満たされるよう意識する。

  2. ネガティブな感情が湧きあがってきたとき、抑圧せず解消していく。 詳しくは、『ネガティブな感情の解消の仕方』をお読みください。

  3. 手放したい癖や習慣、誰かに対するネガティブな感情を紙に書き出し、燃やす。


ヒーリング・パワーを目覚めさせるスピリチュアル・レッスン』の著者ジャック・アンジェロ氏によると、第3チャクラは「傷ついた子ども」、いわゆるトラウマを抱えたインナーチャイルド、の住処であることが多いといいます。


物心ついたときからずっと、自分が持っているセルフイメージが否定的で、自分の価値が低いという認識をしてきているのなら、それは幼少期に植え付けられた価値観によるプログラムです。否定的なメッセージを無意識層から自分に送り続けることをやめて、それを肯定的なものにアップデートしてあげる必要があります。詳しくは、『誰にでもある8歳までの心の傷』をお読みください。



不要なものを取り払えば、本当の自分が見えてくるかも


太陽のように、火は強すぎても熱いですし、弱すぎれば寒いです。暖かいくらいに内なる炎を絶やさずにいれば、食べ物も感情も消化・代謝することができるうえ、自分のやりたいことを楽しく精力的にやることもでき、自分にも人にも寛容でいられるのかもしれません。

宇宙の羅針盤<上>ー22を超えてゆけ 3ー』の著者辻麻里子氏によると、火には自らを焼き尽くすような激しいエナジーがある一方で、暗く湿気の多いものに真実の光を投げかけ、本来の姿を明らかにするという性質があるといいます。


社会に植え付けられた価値観や建前の感情などを取っ払い、隠しているあなたの心の内を自ら明らかにすれば、火が燃えさかったり消えそうになることもなく、あなただけがくつろげるちょうどよい炎が見つかるかもしれません。




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