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本来の自分に還る3つのステップ

この世界は生きづらい。自分が心から楽しめる好きなこと、本当にやりたいことが見つからない。周りの声が騒がしすぎて自分の声が聞こえない。人の顔色をうかがって自分に嘘をついて生きてきた。こんな大人になりたかったのかな――自分を見失い、こうやって生きていくしかないと諦めがちなとき、自分を取り戻す方法があります。年齢は関係ありません。もっと自分を好きになりたい、自分が輝ける仕事や趣味、活動を見つけたい、もっと楽に人生を生きていきたい、そんな方へ。


本来の自分とは


本来の自分とは「ありのままの自分」であり、生まれ、年齢、性別、家庭環境、学歴、職業、役割といった、ありとあらゆる何かで自分を定義したり制限したりせずに、自らの内側の欲求に素直でいることです。その「ありのまま」が分からない、という方、結構いらっしゃいます。特に、窮屈な社会の枠組みに適応しようと懸命に生きてきた、自分の欲求より周囲の期待に応えることを優先してきた、そんな方に多いように感じます。


欲求の塊だった幼少の頃を思い出してみてください。自由に欲しいものを欲しいと言い、あれがやりたい、これはやりたくない、そう自分の中で明確だったはず、と想像できますよね。成長するにつれて、周りの反応を察知・予測して期待に応えたり、比較され評価される社会の中で自分の能力に限界を設けたりして、心の奥底で欲しいものを素直に欲しいと言えなくなっていきます。


自分の声を無視し続けて本来の自分とのズレが慢性化してくると、やがて心や身体に不調が訪れます。それは心や身体からの叫びです。そんなにつらくてしんどい思いを自分にさせていく必要はありません。人生は困難なものである必要はないのです。




本来の自分に還ると得られること


スピリチュアル的には、本来の自分で在ることが本当の成功であると言われています。


その本質とは、

  • 自己の解放 自分を「こうである」と限定的に捉えず、自由に発展させていくことができる

  • 自己信頼感 自分に疑念を持たず、誰よりも自分を信頼することができる

  • 自己肯定感 劣等感を抱かず、自分の価値を敬い、楽しみながら生きることができる

  • 自己受容 今の自分に条件付けせず、ありのまま受け入れ、認め、愛することができる

というものです。

自分はいつもこのままで完璧で完全、ということに気がつく感じですね。

このような本質を得ることができれば、自分が好きなことをするためのお金も豊かさも自然と引きつけることができると考えられています。


自分が望まないことをしている状態と、自分が望むことをしている状態とでは、自分のエナジーの周波数(波動)がまったく違うため、引き寄せる人、物、状況が大きく変わるからです。豊かさの引き寄せについては「豊かさを引き寄せるために意識したい10個のこと」の記事をお読みください。



本来の自分に還るプロセスの流れ


成功するためには、自分に足りないと思う気質、能力、スキルなどをどんどん習得して補っていく必要があると考える人もいるでしょう。スピリチュアルでは、誰もが発揮すべき能力をすでに持っていると考えます。その発揮を阻んでいるものを取り除き、能力を解き放つことこそが成功への近道であり、自分が持っていない何かを得ることではありません。


以上を前提に、「本来の自分」に還るステップを見ていきましょう。



大まかな流れとしては、自分にとって不要なものを認識し、それを意識的に取り除いていくことで自分の内側にスペースを創ります。そこに本来の「自分らしさ」を拡大していく、というイメージしてみてください。まずは自分の中に「空(くう)」を創る。本当の自分が好きなこと、やりたいこと、望んでいることの本質が見えてくるのはそれからです。


すべてのステップにおいて、自分の心の声に耳を澄ませ、自分を大切にする、ということをやっていきます。



本来の自分に還る3つのステップ


STEP 1. 自分のエナジーを乱すものを減らしていく


自分と自分の外との関わり方を見直し、自分の心の声を聴く練習をしていきましょう。

自分と合わないエナジーを自分の中に取り入れないようにすることで、自分のエナジーのヘルシー度を上げていくことができます。

好きではないこと

楽しくないこと

やりたくないこと

頑張らないとできないことを

やらない

という選択をする


「頑張る」は「我を張る」が語源と言われていますが、自分に無理を強いている感じがしますよね。我慢して困難に耐えて努力するという意味もあります。その波動を自分が出し続けて生きていくと、同じ波動を持つヒト・モノ・コトを引き寄せるので、自分に無理を強いたり我慢したりする現実が展開されるだけになっていきます。


ゆるく気楽に楽しく取り組めることを増やしていくことを念頭に、そうではないものは減らしていきましょう。


見直すポイント

  • 身体が凝りやすく、疲れやすいこと 気乗りしないことをやっているとき、「気」=エナジーなので、エナジーが乗ってこない、つまり膨大な体力を必要とし、疲れやすくなります。知らず知らずのうちに呼吸も浅く、循環が悪くなりがちです。反対に、気乗りすることは体力を使うというよりはエナジーが自然とサポートしてくれて循環も良く、リラックスしていて疲れにくい状態です。

  • 習慣でやっていること ルーティン化している日々の行動を変えてみましょう。あなたのエナジーの状態は常に変化しています。習慣的に何かを自分に課すことは、その変化する自分の状態に耳を澄ませることができにくくもなります。気が向かなければ時間をずらす、あるいはやらないという選択肢を積極的に取ることができるようにしておきましょう。何もしないでぼーっと過ごすことが自分にとって一番いい日のこともあります。



見たくないこと 聞きたくないこと 知りたくないことを 自分から遠ざける

感情もエナジーなので、何かを見たり聞いたり知ったりしたことで抱いた感情が、必要以上に自分の波動を下げることもあります。そして、その波動が同じように低い周波数のものを引きつけます。


また「現実はこうだ」というシビアなメッセージを潜在意識に送り続け、自分が望む現実から遠ざかることにもなります。


知らなくてもいい情報が溢れている中で、自分が得たい情報があるときだけそこにアクセスし、それ以外は遮断しておくほうが自分のエナジーをヘルシーに保つことができます。外から不要なものを入れないでおきましょう。


目に見える見えないかかわらず、取り入れないようにしようとしても入ってきてしまうという敏感なエンパスの方は、ご相談ください。ヒーリングセッションで対策を取りましょう。




違和感を覚える

自分が至らないと自信をなくさせる

自分の価値を否定される いたたまれない気持ちにさせる

人、物、場所と接する機会を減らす

最終的には、ありのままの自分を受け入れてくれる人や場所を見つけることがベストなのですが、そのためには自分が心地良くないと感じる人、物、場所に自分が気がつき、手放す、あるいは離れることが大切です。


自分のエナジーは絶えず変化しているので、何年も慣れ親しんだ人、物、場所と合わなくなることはよくあることです。


「今の自分」に合う人、物、場所と関わるようにしていくように意識することで、自分のエナジーを効果的にアップデートできます。会っても自分が楽しめない人、持っていても違和感を覚える物、自然と足が遠のく場所、は一旦手放しましょう。


合わないエナジーを持つ人、物、場所と接することで、自分のエナジーも枯渇しやすくなり、心や身体の不調につながります。家族であっても、自分の価値を真っ向から否定されたり、嫌な気持ちにさせられるのであれば、距離を置きましょう。必要となればまたそのときにつながることができます。




STEP 2. 「自分に属さないもの」を「自分のもの」に置き換える


自分と自分の外との関わりかたを見直して、自分のエナジーのヘルシー度を保つことに意識が向いたら、自分の内側を見つめていきましょう。いわゆる内観と呼ばれるものです。

この世界を生きていく中で、自分がこれまで培ってきた価値観、思考パターン、感情のしこりのうち、これからも持っていたいものとそうでないものを仕分けします。正義感、義務感、罪悪感など、自分の中で強すぎる信念、好きになれない側面を探してみるといいでしょう。


価値観や思考パターンは、周囲の人や社会によって植え付けられているものがほとんどです。手放したいものを見つけた後は、自分が望むものと置き換えてあげます。


たとえば「自分の価値は周囲や社会の評価によって決まるもの」という思い込みを「周囲の評価や社会の価値観にかかわらず、常に自分で自分の価値を完璧に見出すことができる」としてあげることで、自分軸をしっかり持つことができるようにもなります。


このステップは、自分の潜在意識に眠っているものを掘り起こす作業であるうえ、代々家系で受け継がれてきたものや過去世から引き継いでいるものからも影響されているので、ヒーリングを受けて世代や時代をさかのぼって置き換えをする必要があるものもあります。なかなか置き換えができない価値観や思考パターンがあると気づいたら、ヒーリングセッションでご相談ください。


感情のしこりは、たとえば何かの経験をした後からずっとそれについて怖れを抱いているなど、ずっと消えない心の傷のことです。抱いた感情から目を背けていった結果、感情的な痛みが集積されると言われています。『ネガティブな感情の解消の仕方』をお読みいただき、湧き上がってきた感情と向き合って手放していきましょう。深い傷になっていることもあるので、ひとりでというよりはインナーチャイルドセラピーやヒーリングによって自分を統合するプロセスに取り組むことをオススメします。詳しくは『誰にでもある8歳までの心の傷』をお読みください。




STEP 3. 空いたスペースに「自分らしさ」を拡大していく


自分の中に外から不要なエナジーを取り込まない、自分の内側にあるものを取捨選択していく、というようなことをやっていくうちに、自分の内側にスペースができると想像してみましょう。

空虚感や無である状態を人は怖れる傾向にありますが、「無」は最も波動が高い状態です。呼吸も、息を吐ききったほうがたくさん吸えますよね。この状態のときに、ひとりぼーっとする時間を取り、気の趣くまま過ごしていると、いつのまにか心地良いと思える瞬間が増えていきます。


ふと思い立ってやってみたことに無我夢中でハマったり、やりたいことを見つけたり、今の自分に合う人・物・状況を自然と引き寄せていきます。自分らしさを追求しようとせず、心の趣くままに任せると導かれるものと思ってゆったりと構えておきましょう。



進むペースは人それぞれ


このステップは、1をやっていけば2でやることが見えてきて、その後3へと自然に移行していくシームレスな流れとなります。1と2をやっていくと、いかに手放したいものが自分の中にあるかがわかり、驚かれるかもしれません。3まで進んだけれど1と2をもう一度やることももちろんあります。どのくらいの時間がかかるかは人それぞれですが、何十年も生きてきたからそりゃ色々溜まっているわ、くらいのお気持ちで少しずつ取り組まれるといいかなと思います。

animiscentのヒーリングセッションで「本来の自分に還る」プロセスを手助けできます。おひとりで向き合うことももちろん可能ですが、自分では見えない潜在意識の部分もありますし、ヒーリングを利用することでそのプロセスを加速化することができます。


私も自分を見失ったときにヒーラーさんに1年ほど継続的に助けていただいたのですが、何だかズルしちゃっているような気持ちになるほど、一足飛びに進むことができました。


この記事にご興味をお持ちになりお読みいただいている時点で、あなたには変容する準備が整っています。変容して別のものになるというよりは、脱皮して、本来の自分にくつろぐ。そんな感じに人生を楽しんで生きていけるものとイメージしてみてください。



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