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ネガティブな感情の解消の仕方

ほとんどの人は、自分のエナジーボディに古い感情的な痛みの集積を抱えているといわれています。感情的な痛みを経験しなかった子ども時代を送った人などいないでしょう。大人になってからの感情の処理の仕方によっては、この集積された痛みを大きくしてしまうことも。湧き上がった感情をひとつひとつきちんと解消し、痛みを残さない。それは、過去・現在・未来の自分を癒すことにもつながります。


ネガティブな感情とは?


ニュー・アース」の著者エックハルト・トールによるネガティブな感情の定義です。

『身体に有害で、バランスのとれた安定した機能を邪魔する感情である。恐怖、不安、怒り、悪意、悲しみ、憎しみや憎悪、嫉妬、羨望―どれも身体を流れるエネルギーを攪乱し、心臓や免疫システム、消化、ホルモン生成などを妨げる。』

こうして感情に名前を付けると、さも強い感情!のように思えますが、ネガティブな感情に強弱は関係なく、何となく心がざわつき、気持ちが落ち着かず動揺するような小さなことも、ネガティブな感情のカテゴリーに含まれます。


個人的にはポジティブ感情、ネガティブ感情と分けるのは好きではないのですが、ネガティブな状態をもたらす感情という意味で「ネガティブな感情」としておきましょう。


エナジー的にNGな感情の処理の仕方


自分のエナジーを健康に保つためには、やらない方がいい感情の処理の仕方があります。

  • 正当化する(誰かのせい、何かのせい、など、外的要因のせいにする)

  • 逃げる、気を紛らわす(お酒、タバコ、ドラッグ、過食、暴力、精神安定剤に走る)

  • 支配される(自暴自棄になる、衝動的な行動を取る)

  • 抑え込む、感じないようにする(ネガティブな感情を否定する)

いずれの場合もネガティブな感情が解消されず、自分の内にこもることになります。そして、これを繰り返しているうちにネガティブな感情のエナジーが結晶化し、自らのエナジーボディに付着していきます。これが身体の内や外を取り巻くエナジーの流れを滞らせる原因となり、やがて心身の不調の原因ともなっていくのです。


最も早く感情を解消する方法 


STEP 1. 向き合う

湧き上がってきたネガティブな感情ときちんと向き合い、その正体を確認すること。これが、最も早く感情を解消するための第一歩です。正体を確認するとは、その感情を抱かせた根本原因を探り突き止めることです。それは、幼少期や青年期に遡ってみることが必要なこともあります。



自分が今どんな感情を抱いているか、それはなぜか、どんな欲求が満たされなかったのか、その欲求はどのような思考から来ているのか、その思考はいつから抱いているのか、など、客観視して掘り下げてみます。


たとえば、誰かに自分を否定されるようなことを言われたとします。

  1. 今どんな感情を抱いている?  ― 腹立たしい

  2. それはなぜ?  ― 自尊心が傷つけられたから

  3. どんな欲求が満たされなかった?  ― 自分を認めて欲しい

  4. その欲求はどのような思考から来ている?  ― 人に認められなければ自分に価値がないと思う

  5. その思考はいつから抱いている?  ― 子どもの頃から親や周囲の評価で生きてきた

ここまで掘り下げると、今まで溜め込んできた、同じルーツを持つ感情が噴出し、一時的に自分の状態が悪くなったように感じるかもしれません。記憶の中の痛みも呼び覚まされ、問題が大きくなったように思えても、今まで自分が自分にしていた目隠しを取っただけのこと。


長い間抑え込まれて出口を見失った感情は、一度すべて表に出さなければ解消できません。つらいと感じても、頑張って向き合ってみましょう。「こんなに溜まっていたんだ」と自分を一歩引いて見ることで向き合いやすくなります。一方、うまくいかない、つらすぎると思うときは無理せずにヒーラーの手を借りましょう。


STEP 2. 受け入れる

どんな感情も、どんな感情を抱いた自分も否定せずに受け入れることが大事です。ネガティブな感情を敵視し、それを自分が抱いたことに罪悪感を持つと、そのふたつの痛みがエナジーボディに蓄積されることになります。また、原因となった出来事が親や周囲だったとしてもそれらに恨みを抱かないことも大事です。



STEP 3. 手放す

正体が分かり、自分のものとして受け入れたネガティブな感情を手放しましょう。このとき、アファメーションが有効です。先ほどの、自分を否定するようなことを言われて腹立たしく思った例では、評価軸が自分ではなくて周囲であるため、人の評価によって自分の価値が決められるという信念体系がベースにあります。


これを手放すために、『私はありのままの自分を認め、受け入れ、愛することができます。周囲の評価がどうあろうと、私は存在しているだけで価値があります。』というような肯定的な言葉を自分にかけます。少し時間が経ってまた腹立たしい感情が湧いてきたり、自分を否定された場面を思い起こしたら、また同じようにアファメーションを繰り返します。



子どもにも感情と向き合うように教えよう

ネガティブな感情と向き合い、受け入れ、手放すというこのプロセスを省いてしまうと、結晶化した痛みが自分のエナジーフィールドに残ります。特に子どもは、ネガティブな感情があまりにも強いとどうすることもできず、防衛メカニズムとしてそれを感じないようにする傾向があるそうです。


大人が敏感に察知し、「今どんな気持ちか」「なぜそう感じたか」「どうしたいか」「どうすればその気持ちはなくなるか」など尋ね、理解を示し、『ネガティブな感情とまっすぐ向き合うように愛情と共感を持って指導』してあげることが大切だと、エックハルト・トールは言っています。


ヒーリングセッションで早く確実に解消する


ご紹介した方法はご自身でできるセルフヒーリングですが、ひとりでは自信がない、つらい、過去を思い出したくない、そんな方はヒーリングセッションで感情の解放を依頼しましょう。抱いたネガティブ感情の原因がご自身で把握できるものとそうではないものがあります。原因が無意識下や過去世にある場合もあります。

ヒーリングセッションでは、原因をあらゆる側面から探り、すべての原因を癒します。ひとりで悩まずにどうぞお気軽にご相談ください。



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