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#6 (感情的に)感じるクレアエンパシー

超感覚的知覚(ESP)の8つのクレア感覚のうちのひとつ、「(感情的に)感じる」クレアエンパシーをご紹介します。自分のものではない感情を受け取ったとき、それに圧倒されずに知識として使っていくこともできます。自分が得意とする感覚を知り、意識的に使っていくことで、能力として開花・発達させていくことができます。それにより、本来の自分ともっとつながり、自分を信頼していくことも、自分自身を癒すベストな方法を見つけていくこともできるかもしれません。

 

目次



 

8つのクレア感覚


肉体(物質的存在)としての自分が使うのが五感、スピリット(霊的存在)としての自分が使うのが霊的感覚(霊感)、超感覚的知覚(ESP)です。超感覚的知覚(ESP)には、五感とつながっている8つのクレア感覚があり、この世を生きている誰もが持っていて使っています。

  1. 「見る」クレアボヤンス

  2. 「聴く」クレアオーディエンス

  3. 「触れる」クレアタンジェンシー

  4. 「味わう」クレアグスタンス

  5. 「嗅ぐ」クレアアリエンス

  6. 「(感情的に)感じる」クレアエンパシー

  7. 「(身体的に)感じる」クレアセンシェンス

  8. 「知る」クレアコグニザンス

この感覚を呼び醒まし発達させていくと、本来の自分ともっとつながり、自分に必要なエナジーを持つ人、物、場所、行動、タイミングなどを自分で見極めていくことができるようになります。


(サイキック能力として開花させるステップについては、ブログ記事『超感覚的知覚(ESP)で自分とつながる』をお読みください。)


この記事のシリーズでは、8つのクレア感覚について

①知覚するもの

②感覚を発達させる方法

③感覚に敏感な人に向いている癒しかた

を、それぞれリストしています。


今、当てはまらないと感じても、意識を向けてみると意外と感じていた!という発見が後からあるかもしれません。読むだけで呼び醒まされる感覚もありますので、超感覚に意識を向けていくための一助としてご活用いただけると嬉しいです。



「(感情的に)感じる」クレアエンパシー


自分のものではない思考や感情を知覚して情報を受け取る能力。霊的共感ともいいます。

これまでご紹介してきた

  1. 「見る」クレアボヤンス

  2. 「聴く」クレアオーディエンス

  3. 「触れる」クレアタンジェンシー

  4. 「味わう」クレアグスタンス

  5. 「嗅ぐ」クレアアリエンス

これらのうち、ひとつ以上の超感覚的知覚を通じて思考や感情を拾うとき、それはクレアエンパシーとなります。そしてどれも伴わず、ただ思考や感情だけを拾うこともあります。この場合は、自分のものとより混同しやすく、区別するのが難しいこともあるでしょう。


「(感情的に)感じる」クレアエンパシーを「(身体的に)感じる」クレアセンシェンスと同義としてカテゴライズされることもあります。この二つの違いは、たとえば悲しみをキャッチしたとして、その悲しみがただわかる、あるいは自分も悲しくなって涙を流すのがクレアエンパシー、胸が苦しくなったり痛くなったりするのがクレアセンシェンスです。

クレアエンパシーを使うと・・・

  • 生きている/亡くなった人・動物の思考や感情を、現在・過去・未来にかかわらず知覚する、どうして欲しいのかがわかる

  • 集合的無意識(人類/世代/性別/国/地域/職場)の思考や感情をキャッチする

  • 目の前の空間から、あるいはメディアなどを通して、思考や感情が伝わってくる

  • 身体に触れるものから、思考や感情が伝わってくる

  • 手紙やメール、コメントなどを読んで、どういう意図や感情で書かれたものかわかる

  • 植物や鉱物の状態が思考や感情として伝わってきてどう対処すれば良いかわかる

植物に水をあげよう、ふとそう思うとき、植物の「のどが渇いた」という気持ちをキャッチして行動に移しているということはあるでしょう。ただ自分がやらなければいけないことに気づいたというよりは、そういう場合もあることを理解しておくと、アンテナを張っておくことができます。


誰かの思考や感情をピックアップするのに物理的距離は関係ありません。ある日の夜遅く、20年ほど前に亡くなった犬の写真が私の注意を引き、悲しくて突然涙が出ました。私の気持ちというよりは、彼女のものでした。別の惑星で生まれ変わってしばらく経っていたのですが、そこで何かが起きたのだと感じました。生まれ変わっても、相手を魂で知覚することができるんですね。



エンパスとクレアエンパスの違い


クレアエンパシーは、自分のものではない思考や感情をスポンジのように吸収する、エンパス体質の延長線上にあるといえるでしょう。エンパスの感覚をより研ぎ澄ませて、「見透す」クレア感覚を足したものがクレアエンパスなのかもしれません。

エンパスについては、別記事『あなたも思い当たる?!超エンパスの22の特徴』をご覧ください。

エンパスとクレアエンパス、その違いは大きく分けて2つあります。


①他者や集合体の思考・感情を感じることに対する意識とコントロールのレベル


エンパスが自動的に他者の思考や感情に同調し、それを感じ取って自分のものと混同したり悩まされたりと、勝手に流入してきたエナジーに圧倒される傾向があるのに対し、クレアエンパスは、それが「自分のものではない」と認識し、自分のものとして引き受けることなく感情を体験します。


他者からのエナジーの流入をコントロールしながら、相手個人や集合体の状態を知る情報として活用できます。


②感情のその先にあるエナジーも拾う


なぜその感情を抱いているのかといった原因や、感情を取り巻く文脈を理解します。それを元に、どう対処したらいいのか分かることも多いでしょう。また、相手がその瞬間に感じている感情だけではなく、過去に感じた感情、現時点で未来に感じることになっている感情も拾います。


animiscentのヒーリングセッションのときもクレアエンパシーを使います。セッションで、ご依頼者さまが魂のかけらを落としてきた幼少期の一場面が見えるとき、そのときのつらく切ない感情が、ご本人が覚えているかどうかにかかわらず、私のなかで溢れてきて涙を流すこともあります。何がどれだけつらかったのかをまさに体感するわけですが、体感していながらその感情に圧倒されることはありません。その相手の感情に対して、どうしてあげたらいいかというところへと意識がすぐに切り替わります。



クレアエンパシーを発達させる方法


健全な自他の境界線を引く


共感するということ自体、愛なのですが、健全な愛の境界線を引き、自分のエナジーフィールドを管理・保護していくことで、安全に愛や慈しみを他者へ与えることができます。

自分と他者の境界線が薄いと、何でも受け取ってしまいやすくなります。思考や感情が入り乱れて混乱することが多い人は、境界線を見直すこと、そして受け取る情報を自分にとって必要なものだけにするフィルターをかけることが必要です。これはanimiscentのヒーリングセッションでも承っておりますので、ご相談ください。


気分や感情が自分の内側からのものか外側からのものか気づく練習をする


自他の境界線を設定したら、自分のエナジーとそうではないエナジーを明確に切り分けていくことで、クレアエンパシーの能力を高めていくことができるでしょう。


ちなみに、内か外か区別する際にやってしまいがちなのが、「内は安全、外は危険」と、外側から受け取るものを「怖いもの」「危ないもの」として切り捨ててしまうこと。あまりそこをジャッジしようとせずに、淡々とやっていきましょう。外から受け取るものにはポジティブなものもありますし、外から来るものは自分の内側にもある思考や感情と磁石で結びついていることも多々あるということを知っておきましょう。

詳しくは、別記事『サイキックアタック/フックの正体』をご覧ください。


「ギブアンドテイク」に関わる価値観・思い込みを見直し、ハートチャクラを調える


自分も相手も豊かになるように与え受け取っていきましょう。そのためには、自分への愛も疎かにしないこと。潜在意識に「他者のために自分が犠牲にならなければならない」「同情しなければならない」といった思い込みがあれば、ヒーリングで書き換えをしてもらいましょう。自分を犠牲にせずとも、他者を助けることができるようになります。


まずは自分に愛を与えましょう。それがやがて、他者や世界への愛へとつながっていきます。

ハートチャクラについては『五大元素とつながる―風の第4チャクラ』をお読みください。


クレアエンパシーを使う人に向いている癒しかた

  • 人から離れる時間と空間を作り、雑多なエナジーから純粋な自分だけを取り出す

  • 星や惑星を見上げたり、星空の下で瞑想するなど、自分の座標のズレを修正する

  • 自分の感情を溜め込まないでおく 別記事『ネガティブな感情の解消の仕方』をご覧ください。

  • エンパスとして自覚し、対処できることをやっていく 別記事『エンパスのためのサバイバルヒント』をご覧ください。


感情の記憶庫は魂の経験で豊かになっていく


人の気持ちがついわかってしまうから、同情したり、共感したり、寄り添ってあげたり。

そんな人は、ハートにある感情の記憶庫にデータが豊富にあるのだと思います。つまり、自分がこれまで転生を繰り返し、経験してきたあらゆる感情が魂に刻まれている。今の人生において自分が経験したことがなくても、過去世で経験したからわかることもあるでしょう。

他者に寄り添える人は、そんな魂の記憶庫にある様々な感情を照らし合わせ思い出すことができるから、どんな人にも理解を示したり共感したりすることができるのかもしれません。


自分のものではない感情に圧倒されなくなるときは、きっと、自らの魂の部分に触れることを厭わず、本来の自分を知ることに対しての怖れを手放すことができたときなのでしょう。

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