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サイキックアタック/フックの正体

サイキックアタックやサイキックフックという言葉を聞いたことがあるでしょうか。端的に言うと、この世/あの世/別次元の存在のエナジーがあなたに付着することをいいます。これには霊障、憑依、生き霊、呪いといったものも含まれますが、悪意のあるものだけではありません。好意からのものもあれば、相手が意図していないにもかかわらずあなたがキャッチしてしまったなんてことも。あなたが誰かに飛ばしていることだってあるかもしれません。どうにも怖さが先行してしまいそうなトピックですが、それだけだともったいない側面もあります。日常的によく起こることでもあるので、詳しく知り、対処していきましょう。

サイキックアタック/フックがエナジーフィールドに与える影響については、ブログ記事『エナジーフィールドを知ろう』をお読みください。

 

目次

I.

思念というエナジー

あらゆる次元からやってくる

意図的なものとそうでないもの

受けたときの影響

意図的なエナジーのつながり

否定的なものもあれば好意的なものも

飛ばしやすい人の傾向

受けたときの影響

敵対視したくなるほどの影響

意図があっても無意識のことも

II.

家族間に多いサイキックアタック/フック

呪いは同意のうえである場合も

自他の境界線が薄い

自己犠牲や同情心

自分と相手の共通点

手放す準備が整ったサイン

集合的無意識をキャッチ

もらい事故的なキャッチ

別次元の存在から見つかりやすい

III.

 

サイキックアタックとは


思念というエナジー


サイキックアタックは、相手の思念が、あなたやあなたのお家のエナジーフィールドの外側もしくは内側に付着することをいいます。サイキックアタックを受けている状態を透視してみると、明らかに本人のものではない発光体のようなものが身体のどこかに付いているのがみえて、正体がわかることもあります。


あらゆる次元からやってくる


どこから飛んでくるかというと、この地球上、いわゆる三次元/物理次元の人間の場合もあれば、別次元の存在の場合もあります。他界した人や浮遊霊だけでなく、地球外生命体や、神様の化身として一般的に崇められている存在のことも。ちなみに、成仏していても、魂には意思があるので、本人が望めば来ます(笑)。


意図的なものとそうでないもの


その思念は飛んでくるほど強いのかというと、そうではない場合もあります。後述しますが、自分のエナジーフィールドに相手と共鳴するエナジーがあって、単にそれが引き寄せることも。

こちらに引き寄せる要因がない場合は、相手が一方的に自分に対して持つ憎しみ、嫉妬、疎ましい、羨ましい、束縛/支配したい、愛して欲しい、助けて欲しいなど、強い感情が元になっていることが多いでしょう。


子ども好きな父が、子どもの浮遊霊をよく連れて帰ることがあったのですが、「この人だったら可愛がってもらえる」という一方的な思いを霊が抱いていることが多かったです。否定的なものだけではなく、頼りたいなどの好意的なものもありますが、いずれにしても低い周波数で重たいエナジーです。


受けたときの影響


自分に対して意図的に向けられたものかそうでないかにかかわらず、サイキックアタックを受け取った感覚としてはネガティブなものになります。自分以外のエナジーが付着するとエナジーの巡りが滞るので、頭痛や肩こりを含め、身体のどこかに痛みや不快感を感じたり、それがあちこち動いたり、すでに抱えている症状がひどくなったりもします。気持ち的にも落ち込みやすかったり、あるいはイライラしたり、自分らしくはない状態になってしまうことが多いでしょう。



サイキックフックとは


意図的なエナジーのつながり


サイキックフックは、相手と自分との間にエナジー的なつながりができて、自分のエナジーを自ら進んで相手に与えている、あるいは、自分は望んでいないのに一方的にエナジーを奪われている状態のことをいいます。


この状態を透視してみると、受けている人を覆うようなシルエットがあり、どこか身体の一部に何かをつないで、そこからエナジーが取られています。サイキックアタックと違い、サイキックフックの場合は相手に、もしくは相手と自分に、意図があります。


否定的なものもあれば好意的なものも


無意識とはいえ、自主的に自分のエナジーを相手に与えている場合は、強い愛情、同情、関心、憐れみを自分が相手に対して持っていることが多いです。望んでいないのに勝手にエナジー的なつながりを持たれている場合、相手があなたのエナジーや能力を奪ってやろうというようなエナジーヴァンパイア的なものもあれば、一方的な愛、憎しみ、怒り、あるいは、助けを求めてすがってきているなんてこともあるでしょう。ご先祖様があなたを守りたいと来ていることもあります。サイキックアタックと同様、好意的な気持ちから発したものもあります。


飛ばしやすい人の傾向

サイキックフックを一方的に相手に飛ばす人は、一見そうは見えなくても、人に依存する、人のせいにする、相手を自分の思い通りにしたいなどの傾向があります。支配欲の強いマウンティングする人は、よく飛ばしているかもしれません。


飛ばしている側は、飛ばした相手からエナジーを供給しているので元気なこともありますが、飛ばしてしまった原因が本来の自分からズレているなどの場合には、心身が不調のこともあります。


たとえば支配欲の裏には怖れや劣等感などが隠れていたりもするので、自分で向き合う、ヒーリングを受けるなどして解決していかないと、結構な頻度で飛ばすこともあります。


受けたときの影響


サイキックフックを受けている人は、自分のエナジーが奪われていくので、何もしていなくても自分のエナジーが枯渇していき、思うように物事を考えられなくなったり身体が動かなくなったりということもあります。寒気が止まらなかったり、眠っても眠ってもしんどくて疲れやすい状態が続くので、病気を疑い、病院で受診する方もいるかもしれません。



送り主は「悪」なのか


敵対視したくなるほどの影響


一度に受けるサイキックアタック/フックは、ひとつとは限りません。数としんどさは必ずしも比例しませんが、同時にいくつも受けている状態は本当にしんどくて、生きている意味すらわからなくなったりします。やりたいことをやることができない、起き上がることができない、自分の心身の状態を自分でコントロールすることができない。思考や行動にも影響してくるので、自己肯定感がダダ下がり、自分を責めがちになったりもします。


送り主が分かると相手に対して苦手意識を持ちやすく、避けたり、嫌いになったりしがちです。自分が受ける影響がこうネガティブなものばかりだと、いつ何が飛んでくるのかわからないからと、自分の外側を「悪」とみなし、敵対視したくもなるでしょう。でもそうしてしまうと、余計に不要なエナジーを引き寄せてしまうこともあります。


意図があっても無意識のことも


生きている人間が送り主の場合、その思念がたとえ意図的であれ、相手自身は無意識でやっていることが多いです。無意識の意図的ほど厄介なものはありませんが(笑)。これまでみてきた限りでは、その人自身、本来の自分を生きることができていないから、何かしら不満や欲求があって、他の人に対して思念を飛ばしてしまう傾向があるようです。


相手が無意識でやっているから仕方がないと自分に言い聞かせようとしても、つらすぎる影響を自分が受けているとなかなか難しいこともあるでしょう。あまりにもサイキックアタック/フックを受け続ける場合は、自分の内側の状態を確認してみるのもひとつの手です。



サイキックアタック/フックを受ける要因が自分にある?


相手が一方的に攻撃してきて、あなたに原因がないことももちろんあります。でも、サイキックアタック/フックを受ける要因があなたにあることも。そして、相手も意図していないのに受けてしまうこともあります。考えられる要因を見ていきましょう。


1. 自分が相手を許容している


家族間に多いサイキックアタック/フック


サイキックアタック/フックは、近しい間柄、家族間によく見られますが、それは受ける側が許容していることが大きいでしょう。前述したように、憎しみなどのネガティブ感情だけではなく、過度に保護したい、依存したい、助けて欲しい、思い通りにしたいなどの思念も飛んでくることがあります。


たとえば依存の念が飛んできているとき、自分の中にそれに応えなければならないという思い込みがあって、それを許容している可能性もあります。家族だから心を許し無防備になっているということもありますが、長年慣れ親しんだエナジーなので、自分のものか家族のものか判別しにくいこともあります。


呪いは同意のうえである場合も


相手の支配欲も度が過ぎると呪いのようになるのですが、自分の中に相手への罪悪感や恐怖などがあると呪いを受けやすくなります。先祖代々引き受けてきた呪いや、先祖代々自分たちにかけてきた呪いもあり、別次元の存在があなたを守るという役目を担う契約だから離れない、ということもあります。

たとえ相手があなたを守る目的で来ていても、サイキックフックとなってあなたのエナジーは枯渇していきます。この場合、たとえば「不安だから誰かに守って欲しい」といった、自分以外の存在に守られることを自分が許容している要因に対処しなければ、完全にフックが取れることはありません。


本来、誰もが他の力を借りることなく、自分のエナジーだけで事足ります。自分以外のエナジーは、スムーズなエナジーの流れを滞らせるだけであると覚えておきましょう。



自他の境界線が薄い


ブログ記事『エナジーフィールドを知ろう』でも触れましたが、次元関係なく、あらゆる思念を受けやすい人は、自他の境界線が薄いことがあります。空気を読みやすい、感情移入しやすい、どんな人にも理解を示したいという人に多いかもしれません。


意識していなくても、エナジーフィールドを開け放して、あらゆるエナジーの進入を許していることもあります。この場合は、エナジーフィールドの修復や強化が有効な予防策となります。


ちなみに、境界線が薄い人は、エンパスであることが多いです。エンパスについては、ブログ記事あなたも思い当たる?!超エンパスの22の特徴をお読みください。


自己犠牲や同情心


サイキックアタック/フックを許容してしまう思い込みは様々ありますが、自己犠牲や同情心にまつわるものが多いかもしれません。たとえば、自分が犠牲にならなければ相手を助けることができない、どんな立場の相手に対しても理解を示し、手を差し伸べなければならない、という思い込みが潜在意識にある場合は、相手が誰であれ、SOSのエナジーを許容してしまうこともあります。同情しているつもりは意識上なくても、無意識で情けをかけていることも多いかもしれません。


2. 自分がサイキックアタック/フック自体を許容している


自分がサイキックアタック/フック自体を許容していることがあります。外側から来るエナジーを「悪」や「怖れ」の対象とみなしている、あるいは、それと戦わなければならないとか、それを浄化することが自分の役割だという思い込みを無意識の部分に持っている場合は、サイキックアタック/フックを受けやすくなります。


3. 自分と相手が同じ思考パターンを抱いている


自分と相手の共通点


磁石と磁石がくっつくように、相手が持っているエナジーと自分が持っているエナジーがたまたま引き合ったということもあります。これは相手と自分が同じ思い込みを持っているから。いわゆる悪い思い込みだけではなくて、たとえば相手をかばうために自分が相手より先に小さなミスをしてあげなければならない、というものはいかにも「善い人」な感じがしますが、私の場合はその思い込みが一度に2人引き寄せていたこともありました。


手放す準備が整ったサイン


自分が持つ思い込みが相手のエナジーを引き寄せるときは、今の自分にもはや必要なくなった思い込みを手放すときがきたサインでもあります。

心の奥深くにあった思い込みが浮上してきているから、その思い込みのエナジーが持つ磁力が強くなるように私は感じます。このスピリチュアル的なデトックスの場合は、思い込みを手放したときにサイキックアタック/フックも抜けていくこともあるので、よく睡眠を取って休むことも大事です。


4. 自分のセンサー感度が高い


自覚はなくても、多次元的な視点を持ち、エナジーに対するセンサー感度が高くて敏感といわれるエンパスは、いわゆるネガティブなエナジーをスポンジのように吸収しやすく、サイキックアタック/フックを受けやすいです。たとえば、何となくここイヤだなという場所を通っただけで、サイキックアタックを受けることもあります。


エンパスについては、ブログ記事あなたも思い当たる?!超エンパスの22の特徴をお読みください。


集合的無意識をキャッチ


特定の人だけではなく、人類が共通して抱いている思い込みをキャッチすることもあります。この場合、相手には意図はありません。

私はその場にいるみんなが共通して抱いている怖れをすべて自分が引き受けたことがありますが、このような人はエンパスである可能性が高いです。


もらい事故的なキャッチ


霊がついている人をたまたま見かけた、道を歩いていたら霊や異界への入り口に遭遇した、いわゆる低次元のものが視界に入っただけでキャッチしてしまうこともあります。

たとえば私の犬は多次元のエナジーにとても敏感で、散歩中によく拾ってしまい、前肢がつったり、金縛りのように動けなくなることがあります。自然に離れていくこともありますが、取り除いてあげないと不調が続いたりすることもあります。


場のエナジーはとても大事。心霊スポットや廃墟がお好きな方もいらっしゃいますが、仙人でもない限り、避けておいたほうがよいでしょう。


別次元の存在から見つかりやすい


エナジーに敏感な人や霊感の強い人に浮遊霊がつきやすいとも言いますが、それはその霊が気づいてもらいたいから。この世とあの世の狭間で彷徨っていて、光に還して欲しいと願っていることもあります。暗闇の中に閉じ込められたような状態の霊からすると、霊感の強い人は光のように見えて、あなたを狙ってきたというより、光を求めてきた可能性が高いともいいます。確かに、浮遊霊に限らず、別次元の存在からは見つかりやすい印象があります。



5. 自分の出している波動が低い


地縛霊などの低級霊の場合は、あなたの中のいわゆるネガティブな思考パターンに引き寄せられて来ることもあります。誰かを憎んだり呪ったりというものではなくても、自分の無価値感なども否定的な思い込みです。

私は「自分のことは誰も分かってくれない」という思いを心の奥深くに抱えていたとき、悲惨な最期を遂げた霊が私に取り憑いたことがありました。そのときは霊能師の方にみていただきましたが、憑いたままにしておいたら自殺していただろうと言われました。自分の思考がネガティブな方向へ支配されていくということでしょう。


サイキックアタック/フックを受けているから否応なしにネガティブな状態が続いていて、他の低級霊がつきやすいこともあります。自分以外のエナジーがすぐに離れない場合は、早めに取り除いたほうが他のネガティブなエナジーを引き寄せずに済むこともあるでしょう。


6. 自分が自分に送っている


まさかの、自分が自分に送るケースです。低次元の自分、いわゆるロウアーセルフから三次元の自分にサイキックアタック/フックを送ることもあります。


私のロウアーセルフは、「世の中は自分の思い通りにはいかない」という思い込みから、見張りのような役割として金の龍を送り込んだことがありました。この龍が私のエナジーフィールドにいる間は、私は物事をコントロールしすぎる傾向があったようです。


7. 自分のエナジーフィールドに穴がある


本来自分を包みこんで保護する役割を持つエナジーフィールドですが、何らかの原因できちんと保護機能が働いていなかったりすることも。

穴が開いていることもありますが、その場合はサイキックアタック/フックを受けやすい状態になっています。ヒーラーさんの手を借りて、エナジーフィールドを修復することをお勧めします。


エナジーフィールドの大切さについては、ブログ記事『エナジーフィールドを知ろう』をお読みください。



自分のエナジーをアップデートするチャンス


サイキックアタック/フックはあらゆる次元からやってきます。夢でパラレルワールドに行って、そこでネガティブなエナジーを拾ってしまい、朝からグロッキーになることももちろんあります。生きている人間同士だけでも色々とあって大変なのに、防御しきれないですよね。きりがないなぁ、とイヤになることは私もあります。


でも、見方を変えてみると、自分の内側の状態を観て、今の自分にフィットしない思考パターンを探してみることで、気づきが得られたり、それを手放すことによって、よりベターな自分のエナジーにアップデートしていく機会でもあります。病気と同じですね。それをただ後悔するとか自分を責めるといったネガティブなイベントとして捉えずに、今ここにどう活かしていくか。


サイキックアタック/フックかもしれないという症状をお持ちの方は、我慢せずにエナジーヒーリングで取り除き、原因があれば対処と予防をしていくことをお勧めします。


もちろん、そこに理由なんてない場合もありますが、もっとこうしていくといいですよというアドバイスを得られるかもしれません。自分のエナジーフィールドや思考パターンに改善の余地があるなら、それをヒーリングしてもらうことが解決への近道です。何かがついてしまったら、自分の内側を観て、魂を進化させていく機会として活用していきましょう。



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