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願望リストとの付き合い方

願いは、ただ願うだけではなく、紙に書くことで実現の可能性が高まります。そして、ベストな方法で実現されるように、書き添えておいたほうがいいことや、書かないでおいたほうがいいことがあります。また、書くことによって何が起こるか心に留めておいたほうがいいこともあります。それらを知ることで、願望を書いた瞬間から実現までのプロセスを、より楽しめるようになるかもしれません。

 

目次




 

I. 願望リストを作るステップ&ポイント


願望リストには、明記したほうがいいこともあれば、指定せずに宇宙にゆだねたほうがいいこともあります。意外と細やかな配慮が必要ですが、無用な苦労をせずに願望を実現するためには、とても大切なことなのです。


私がオススメする願望リスト作成のステップは、4つです。


1.豊かさを受け取る状態に意識を調える

2.願望を紙に書く

3.叶った状態を視覚化して感じる

4.願望リストを燃やす


ステップごとに、大切なポイントを詳しくお伝えしていきます。


1.豊かさを受け取る状態に意識を調える


願望実現は、豊かさの引き寄せ。

あなたのもとへと引き寄せるためには、まずあなたの内側に豊かさの磁石となるものを用意しましょう。

願望リストには、いまの自分に「欠けているもの」ではなく、「もっと引き寄せたいもの」を書くマインドでいましょう。


たとえば、「自分には足りないことばかりで、もしこれを手に入れることができたら自分は満たされる」ではなく、「いまも十分豊かで満たされているから、もっとこの感覚を広げていきたい」という気構えでいるのがベストでしょう。


足りないと感じる側面は、誰にでもあるかもしれません。でもそれは脇に置き、あなたの人生において満たされている側面にフォーカスした状態にもっていきましょう。それができているときは、受け取っている豊かさに感謝しているときでもあります。


うまくその感覚を掴めたら、おそらく気分は高揚してくるはずです。


2.願望を紙に書く


自分のエナジーの周波数が上がったところで、願望リストを書いていきましょう。

書くときのポイントは、大きく分けて次の3つとなります。


a.願いは具体的に、完了形で書く

b.叶うまでのプロセスは限定せず、ベストな方法を願う

c.実現可能と思える期限を設定する



a. 願いは具体的に、完了形で書く


願いは、具体的に書きましょう。


「一戸建て」と漠然と書くよりも、「3LDKでバリアフリーの平屋一戸建てで、緑の多い敷地内には果樹や畑があり、窓からは山や湖が見える家」といった具合に書いていきます。


自分の願いを具体化することによって、自分が本当は何を望んでいて何を望んでいないかがはっきりしてくるでしょう。


そして、願いは完了形で書き、既成事実を作ります。

例:「私は○○を手に入れました」


引き寄せが起こる四次元以上の世界では、時間も空間も存在しないため、起こったことなのかこれから起きることなのか、その区別はありません。物質的な世界でいうところの過去も現在も未来も、そこでは混在していると考えてください。

願いを紙に書くことは、何かがすでに起こったこととして宣言すること。それを視覚化のステップで観届けることで既成事実が成立し、あとは三次元の世界で物質的にそのとおりになるような流れが発生するだけ


未来の現実からの辻褄合わせが起こるような感じと言えます。


b. 叶うまでのプロセスは限定せず、ベストな方法を願う


願いがどのように叶うのかは指定しないでおきましょう。思いも寄らない最高な方法が、宇宙によって用意されるかもしれないからです。


そこで登場するのが、魔法の言葉。

「私は○○を、私にとって最高かつ最善の方法で、手に入れました」


たとえば、大金を手に入れたいと願ったとして、それが何かの代償として手に入っても、あまり嬉しくないかもしれません。


以前、半分ジョークで1,000万円の小切手を自分宛に書いたことがあるのですが、ある日そこに記した日付前に確かにその金額を手に入れていたことに気がつきました。しかし、額面的にはそのとおりなのですが、休みなく働き続けて稼いだため、身体にあちこち不調が出たり、活躍すればするほど妬まれたり、納める税金は跳ね上がったりで、幸福感はありませんでした。


もっと簡単に、楽に手に入れることができて、至福感も欲しいという方はぜひ、この魔法の言葉を入れてみてください。


c. 実現可能と思える期限を設定する


期限は、自分が本当に叶うと信じられる設定にしておきましょう。


願いを天に向けて放った瞬間から、その願いがすでに実現したという事実に向かって辻褄合わせが起こっていくわけですが、物事がその実現に向けて動き出すと同時に、宇宙がお膳立てしてくれた機会を受け、自ら行動していくことも必要となります。宝くじを当てたいと思っていても、買わないと当たらない、ということですね。


たとえば、人生に大きな変化をもたらすような願いだった場合、それを瞬時に受け容れられる人もいれば、ゆっくり時間をかけたいという人もいます。あなたが変化を希望しているものの、いまから考えてどのぐらい先であれば変化に順応していけるか考えてみましょう。



3.叶った状態を視覚化して感じる


目を閉じて、ひとつひとつの願いについて、その叶った状態を視覚化して、その感覚を味わいましょう。そこにはどんな表情の自分がいて、どんな気持ちか、どんな香りがするか、他に誰といるか、など。


ありありと思い描けたら、未来のあなたは願いを実現できているということ。

視覚化できないときは


逆に、うまく思い描けない、あるいは変な罪悪感があるといった場合は、願望実現を妨げる価値観や信条が潜在意識の領域にあり、まずはそれらを置き換えることが必要となります。


たとえば、あなたが仕事で成功したいと願っていながら、目立つことをすると周りから制裁を加えられるとか、成功は苦労のうえで成り立つものと無意識の部分で信じていると、「成功とは自分にとって危険である」からと、自分を守ることを理由に、自ら成功を回避するような状況になることもあります。


成功したい気持ちとは裏腹に、今世で培った価値観・信条、および遺伝や過去世から引き継いでいるものがそれを阻むことがあるので、成功に向かってスムーズに動いていけるように、ヒーリングセッションで価値観や信条をいまの自分にとってベストなものに置き換えすることをオススメします。

もちろん、ご自身でも、叶った状態を視覚化したときに感じ取った気持ちや感覚から、何が自分を願望実現から引き留めようとしているのかがわかることもあります。原因となっている価値観や信条がわかったら、それをいまの自分によりフィットするものに置き換え、置き換えたものを願望リストに加えていきましょう


例:

「目立つことをすると、制裁を加えられる」

→「私は、自分の個性を思う存分発揮することは、自他に良い影響を与え、安全で安心であるという感覚をわかっています」


「成功とは、苦労のうえで成り立つもの」

→「私は、周りのサポートを受けながら、楽に成功を手に入れることができます」


また、願望が実現しないでいることによって得られるメリットがあり、そこに価値を見出している場合は、願いは実現しないでしょう。


たとえば「成功という人生の目標に辿りつかないでいることで、目標を追い続けることができる」「成功しないことで、仲間を得られる」など。この場合は、成功しても、それらを得ることができると置き換えしていくとよいでしょう。


4.願望リストを燃やす


願望リストは同じものを2枚書いて、1枚燃やします。

1枚だけ書いて、コピーを取ってという方法でもいいでしょう。

途中で水をかけたりせず、灰になるまで待ちます。

灰は、土に還します。


願望リストは、自分が何を望んでいるかを明確にし、自分の人生に変化を取り入れることを宣言するためのもの


燃やすことで、願望実現の命が下され、その実現を阻む古いエナジーを解放するという癒しが起こります。



II. 心に留めておきたい3つのこと


1.古いエナジーを癒すプロセスが始まる


燃やすことで簡単に解放できる信条や価値観もあれば、できないものもあります。

より深いところに原因がある場合、古いエナジーを手放すように促される出来事が起こり始めます。


たとえば、「信頼し信頼される仲間が欲しい」というような願いを私は放ったことがあったのですが、そのすぐあとから「どうせ理解されない」「わかってくれる人はいない」という古いエナジーが浮上してきて、溜め込んでいた怒りや諦め感が襲ってきました。


「仲間が欲しいといいつつ、遠ざけているよね」

「これ、矛盾しているけれど、どっちなの?」

宇宙からそう尋ねられ、答えが出るまで試されているような感じ。


私の場合は、自分の存在を拒絶された過去世を癒し、自分の本心を明かすと制裁を加えられるという遺伝的・社会的経験によって抱いた信条を置き換えることで、古いエナジーを手放すことができました。それらを手放さないと、自分が思う「信頼し合える人間関係」を構築できないということなんですね。願いを既成事実として宣言した以上、潜在意識と顕在意識の矛盾を解消することは必須のようです。

安易に「カリスマ指導者になった」と願望リストに書いたとして、そうなるための器を整えるために、多くの古いエナジーの解放が先に必要となるかもしれません。それは、自分の奥深くに埋もれていたものと正面から向き合うよう促されることでもあり、キツイと感じることもあるでしょう。さらに、その願望実現に短い期限を設定していると短期間で様々なことが起こり、大変なことも。


そのプロセスを試練と捉えるか、願望実現のための自分の魂の癒しと捉えるかですが、ひとりでつらくなりすぎないようにするためには、

  • 願望実現を急ぎすぎないこと

  • 願望リスト作成後には古いエナジーが浮上することがあると覚えておき、客観的視点を持つこと

  • 場合によっては信頼できるヒーラーの手を借りること

これらを視野に入れておきましょう。


特に自分が苦手意識を抱いている領域において変化を願うときは、それにまつわる古い思考癖や価値観などを先に置き換えたほうが、楽に実現プロセスを歩んでいけるでしょう。




2.願望リストは誓いであり、呪いにもなり得る


願望リストに書く願いは、自分についてだけのことに留めておきましょう。

ほかの人のことは、たとえ身内であっても書かないことをオススメします。

なぜなら、自分の視点から「他者にとっての豊かさ」を定義するのは、支配であり強制、だからです。


願い願われる人同士の関係性にもよりますが、近しい人同士は、自分の価値や存在の承認を相手に依存し合う関係になりやすいので、願う人の依存や支配を、願われる人が許容するという構図がすでにあるところでは、「願い」の効力を受けやすくなってしまう印象があります。


あるとき、私は母に会うたびに自分のエナジーが落ち、気分が悪くなることがありました。無言の要求を突きつけられているようで、呪いをかけられているような。


そこで気づいたのです。母が願望リストに私についての願いを書いたことを・・・。

本人に確認すると、そのとおり。

内容については聞きませんでしたが、キャンセルしてもらいました。


一度放った願いをキャンセルするには、

  1. キャンセルする願いを書き出す

  2. 「この願いをキャンセルします」と書く

  3. 燃やす


このときは、「私は、○○(私の氏名)の自由意思を尊重します」と書き添えてもらいました。


もちろん、母はよかれと思ってやっています。しかし、私がそこから受け取ったのは、自分の自由意思が奪われている、支配されている、母にとって私はその願いを叶えるまでは十分ではない、ありのままの私は愛されていないのだという感覚でしかありませんでした。


思いというエナジーに善し悪しはないので、極端に言えば、願望リストは誓いとも取れるし呪いとも取れます。善意も悪意も関係ありません。よかれと思って誰かについての願いを書いても、それが叶えられることがその人にとって本当に幸せなことかはわからない以上、その人を制限してしまうことにもなりかねません。病の完治なら願ってもいいだろうと思っても、当人は病でいることで得られるメリットがあるので病でいたいと潜在意識の領域で思っていることだってあるのです。


3.本当の願いを正確に言葉にすることが大切


一度願いを放ったものの、やっぱり方向転換したいなと思ったら、その都度キャンセルしてやり直しましょう。大切なのは、いまあなたが何を心から望んでいるか。本心と裏腹の望みを投げても、そのギャップを解消するためのお伺いが宇宙からやってくることになります。


そして、自分が放つ願いが他者にどう影響するかに思いを馳せてみることも大切です。あるスピリチュアルヒーラーは、どんな病気も癒したいと願うあまり、自分のところに来てくれる相手を様々な病気にさせていっているという話を聞いたことがあります。もちろん、本人にそのつもりはないでしょう。願いと結果がかみ合わないときは、願いの書き方を修正していくことも必要です。



III. 本当の望みを探って自分を知り、人生に喜びをもたらす


自分の願いを正確に言葉にしていくことは、意外と難しいかもしれません。しかし、自分の望みを言葉にしてみることでわかることは多く、自分を知ることに大いに役立ちます


願望リストに書きたいものが特にないという方は、深層心理の部分で自分が自分の本当の欲求を持つに値しないと思っているかもしれません。その場合は、次のような感覚・感情を願望リストに書き、感覚・感情を味わったり視覚化するなどして、燃やしましょう。本来の自分の感覚・感情を忘れてしまっていても、それらを自分に呼び醒ますことができます。


「私には、すべての願いを叶えるだけの価値があります」

「私は、あらゆる欲求を自由に持つことを自分に許可します」

「私は、無限に豊かであるという感覚・感情を知っています」

「私は、無条件の愛を与え受け取ることを、自分に許可します」


ちなみに、欲求が関わるのは、おへそ周りの第2チャクラ。


第2チャクラのテーマは「生きている喜びを外との関わりのなかで見出し、エナジーを循環させる」ことです。


あなたは、生きている喜びをどんなことに見出しますか?

そこに意識を向けて、あなたの人生に喜びを増やしていきましょう。


自分の欲求に光を当ててあげることで、第2チャクラが司る性腺、泌尿生殖器系、膀胱、大腸、小腸、虫垂、腰椎なども、癒されていくかもしれません。


第2チャクラと心身の健康との関係については、別記事『五大元素とつながる―水の第2チャクラ』をご覧ください。


豊かさのフラワーエッセンス


自分の本当の望みや欲求を知り、豊かさを招き入れたい方には、animiscentのフラワーエッセンス「ヒメヒオウギ」がオススメです。


豊かさを受け取る前に、自らが豊かさを放射していく。


願望リストを書く前段階の「豊かさを受け取る状態に意識を調える」ステップに、ぜひお役立てください。


自分の本当の望みと向き合うことで始まる癒しというものがあります。

セルフヒーリングのひとつの方法として、My願望リストを作ってみては?


最後までお読みいただき、ありがとうございました♡

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