レスキューレメディの効能

エドワード・バッチ博士の38種類のフラワーレメディのうち、5種類を合わせたレスキューレメディと呼ばれるものがあります。これは、何かショックな出来事が起きたり、事件・事故に遭遇したとき、あるいは極度に不安や心配を覚えるようなときに使われます。このレメディがなぜ有効なのか。その効能を探ってみます。

こんなときに


レスキューレメディは、大小かかわらず、エナジーを消耗させるような出来事が起きる直前もしくは直後に摂ることで、ケアを受ける人に治癒を起こし、ケアをする人には落ち着いて冷静に判断・行動できるように促してくれます。

  • 突然のケガや発病(救急隊が到着する前など、応急手当として)

  • 精神的な混乱、動揺、疲労(言い争い、不愉快な知らせ、暴力の目撃など)

  • 何かに対する恐怖やパニック(恐怖症、災害時など)

  • 緊張やストレスを強いられる場面(検査、治療、手術、面接、試験、本番前など)




エナジーのトラウマを防ぎ、心や身体の治癒を促進


ストレスやショックを受けるような状況では、気が動転したり、意識が遠ざかったり、身動きができなかったりします。不安や怖れが強いと、エナジーが分散したり、生命の基盤である地球とのつながりが引き裂かれてしまうことも。こうなると、周囲から切り離されたように感じたり、判断力が低下し、心ここにあらずの状態になります。エナジーの出入り口が封鎖され、身体全体のエナジー循環が滞り、自己治癒力が働かなくなってしまいます。そうなると、健康に悪影響を及ぼすばかりか、突然のケガや病気の場合、身体の治癒はさらに遅れてしまうのです。レスキューレメディはこうしたエナジーのトラウマが起こるのを防ぎ、エナジーの調和を取り戻すことで、心や身体のトラウマを早く癒し、精神的・身体的な危機を乗り越えられるように助けてくれるのです。



5種類の花


レスキューレメディに配合されている5種類の花の効能をそれぞれ見ていきましょう。


1. スターオブベツレヘム


喪失感、悲しみ、怖れ、突然の驚きによって生じたエナジーの不調和を癒し、バランスとハーモニーをもたらします。

バッチフラワーレメディの中で唯一6花弁の幾何学形を持ち、三角形をふたつ組み合わせたように見える花。ひとつの三角形は大地に触れる神の世界を表し、もうひとつの三角形は神に向かって手を伸ばす物質世界を表します。このふたつが完璧な関係にあるとき、生命にも完璧な調和がもたらされます。生体が心のバランスを失い、歪みが生じたエナジーの流れに、この規則正しいパターンが内なる調和をもたらしてくれるのです。



2. ロックローズ


驚愕、強い怖れ、恐怖心、極度の心配によって生じたエナジーの不調和を癒し、緊急事態に立ち向かう勇気をもたらします。

太陽を浴びて金貨のように輝く黄金の色の花。黄色は、太陽の放射する熱を花の中に最大限に蓄積できる色と言われています。太陽の目映い光が霧を払うように、恐怖を消し去り、精神的明晰さ、平静、落ち着き、勇気をもたらしてくれます。恐怖心やパニック状態はみぞおち辺りの太陽神経叢(第3チャクラ)に負担をかけるため、この鮮やかな黄色をした花が、同じく黄色のエナジーセンターである太陽神経叢を守ってくれるのかもしれません。


3. インパチェンス


干渉されたがらず、短気や緊張感から生じる他人に対しての苛立ち、逸る気持ちによって生じたエナジーの不調和を癒し、優しさや打ち解けた思いやりや寛容さをもたらします。

別名をヒマラヤンバルサムといい、バッチ博士が最初に発見したフラワーレメディと言われています。助けが必要な状態なのに人を遠ざける、あるいは助けや手当がスムーズにスピーディに行われないとフラストレーションを感じ、人を急がせ回復を急ぎ、自分で対処しようと頑ななときに、ケアを申し出てくれる人や成り行きに任せ、辛抱強く待つことができます。



4. チェリープラム


コントロールを失いそうな恐怖、とても酷いことをしそうな衝動によって生じたエナジーの不調和を癒し、穏やかさと正気をもたらします。

精神的ストレスやショック状態にあって抑制を失い、内部に強力な破壊的な力が湧いてきて自暴自棄になったり、抑えがたい暴力に駆られて激高しそうなとき。取り乱し、精神に異常をきたすのではないかという恐れ、強迫観念や妄想にとらわれているとき。穏やかさ、バランス、抑制をもたらしてくれます。



5. クレマチス


意識が遠のいたり、現実世界から遠ざかるような状態によって生じたエナジーの不調和を癒し、現実の世界でしっかりと地に足をつけることができるように促します。

不安や怖れが強いと、エナジーが分散したり、生命の基盤である地球とのつながりが引き裂かれてしまうこともあると上述しましたが、大地との結びつきを失わずにいられるようにしっかりとグラウンディングしてくれるのはおそらくこのクレマチスでしょう。地球の中心から得るエナジーを生体全体に取り込み、逃避したくなるような状況でも現実世界で役割を果たすことができるようにします。



摂り方、与え方:人間だけではなく、動物や植物にも


レスキューレメディは、5種類の花のエッセンスと保存料としてブランデーかグリセリンが加えられたものがドロッパーボトルあるいはスプレーボトルに入っています。子供や動物にはグリセリンが便利ですが、口の中だけではなく身体に塗ったりスプレーしても同じ効果が得られるため、必ずしもグリセリンでなくても良いでしょう。

ドロッパーボトルの場合は4滴、直接口内に垂らす、あるいはコップ一杯の水に入れてショックが和らぐまで少しずつ飲んでもいいでしょう。火傷、捻挫、虫刺され、打ち身や擦り傷などの場合は直接塗布してもOK。スプレーの場合は口の中または身体に2回。火傷や出血が治まったあとの傷口に塗るレスキュークリームもあります。


植物にもレスキューレメディは有効です。植え替えや剪定のとき、害虫や病気にやられてしまったときに、4ℓほどの水にレスキューレメディを10滴加えて水やりに使ったり、葉にスプレーするなど数日間続けます。



救急薬として常備しておくと安心


私は飼い犬にレスキュースプレーをよく使っています。突然の地震、雷や花火などの大きな音に怯えてガタガタ震えていても、膝の上に抱いてスプレーを2回すると、5分も経たずに震えが止まり落ち着きます。そのあと雷が戻ってきても、反応はしますがパニックにならずに過ぎ去るのを穏やかに待つことができます。

このスプレーをしたあとに彼女のエナジーの状態をリーディングしたことがあるのですが、一瞬パニック状態で乱れたエナジーが、数分後には彼女の魂の色であるエメラルドグリーンに戻ったことが確認でき、レスキューレメディの効果を実感しました。彼女がケガをしたときは飼い主である私が動揺することもあるので、ワンコも私も同時に摂ります。ケアする側の私は「応急処置はどうするべきか」「病院へ連れて行くべきか」の判断が冷静にでき、ケアされる側のワンコはケガの箇所を触れられる不安や恐怖が軽減され、身を任せてくれます。


上述しましたが、大小かかわらず、たとえ小さな出来事であってもエナジーが消耗するようなことが起きたときに気軽に摂ってみることをオススメします。エナジーの調和さえ取り戻せれば、あとは心も身体も回復を待つだけなので。


出典:「バッチの花療法―その理論と実際」メヒトヒルト・シェファー著    「写真でたどるバッチフラワー」ジュリアン・バーナード著



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