動物とテレパシーでつながる

動物は言葉を持ちませんが、テレパシーでコミュニケーションを取ります。人間もその態勢さえ整っていれば、誰でもそうすることができます。動物の気持ちを知りたい、そんなふうに思っている人の多くは、すでに動物の気持ちをキャッチしていながらそれがテレパシーであることに気がついていないだけかもしれません。


テレパシーとは?


テレパシーとは、考えていることや抱いている感情などが、言葉やボディランゲージなどの一般的な伝達方法を使わずに相手に伝わることです。思考や感情もエナジーです。テレパシーはそのエナジーが持つ周波数、すなわち波動をやり取りすること。難しそうに聞こえますが、無意識に使っている人は多いでしょう。たとえば、夕飯を何にしようかなと思ったときに浮かんだものがまさに家族が食べたいものだったり、電話をかけようとした相手からかかってきたり、ふと「こうしてあげよう」と思ったことが相手がそれを望んでいることだったり。あまり考えずに感覚的に浮かんだものが、実は相手の思考や感情をキャッチしていることもあります。それがテレパシーです。


言葉で浮かぶとは限らない


テレパシーというと、はっきり言葉として浮かんでくるものとイメージされている人も多いかもしれません。もちろんそういうものもありますが、必ずしも自分のなかで明確に言語化できるものとは限りません。

表現のしようがないけど、こんな感じなんだなとただわかる感覚がある、相手が抱いているイメージが伝わってくる、音や匂いがふとよぎるみたいなこともあります。ふわっとしすぎてつかみ所のない感じもしますが、自分の心の中もどんな感じか言葉で表現できるかというと微妙なことも多いですよね。


空気を読む人やエンパスの人は日常的にこのふわっとした感覚をあちこちから無意識に受け取ってしまっているので、その対象をコミュニケーションを取りたい相手に限定するように意識していくことでテレパシーを上手に使えるようになるでしょう。



動物とテレパシーで会話してみよう


動物はテレパシーを使ったコミュニケーションがメインなので、人間のほうがそこに意識を合わせさえすればいつでもテレパシーは受け取れます。意識の合わせかたはとってもシンプル。何度かやっていくうちに自分にとってベストなやりかたが見つかるので、基本的なことから始めて見ましょう。


① 深呼吸をしてリラックス


「さぁ、テレパシー受け取るぞー!」と力むと、入ってくるものも弾いてしまいます。深呼吸をして全身から力を抜きましょう。そして、自分の身体と意識をコミュニケーションを取りたい動物に向け、視覚や聴覚だけに頼らず、あらゆる感覚で受け取ることのできる態勢を整えます。動物は近くにいたほうがいいですが、抱いたり触れておく必要はありません。自分が集中するためにも、動物がのんびり休んでいるときの方が良いでしょう。


② 頭を空っぽにする


あれこれ考えて頭がいっぱいになっているときは、テレパシーは受け取りにくいです。自分の意識が完全にそちらにいかないからでしょう。思考を停止して頭の中に空きを作ります。視覚から入ってくる情報を遮断するために目を閉じてもいいでしょう。目を開けたままの場合は、動物の目をじっと見たりせず、その姿を視界に入れておくくらいで大丈夫です。

自分がぼけーっとしているときはすでにリラックスしているので、慣れてくると意図せずとも相手の考えや気持ちが入ってくることがあります。私の場合は、犬と散歩するときがそうです。考えごとはせずにただ犬の様子に時々注意を払っているだけだからでしょう。たとえば散歩中にお友達のワンコを見つけて「○○ちゃんだ~♪」と嬉しそうにしていることが伝わってきて、私が会ったことのないお友達の名前を教えてもらったこともあります。



③ 風上から風下へ、伝わってくるのを待つ


訊きたいことがあるときは、質問を心に思い浮かべ、動物のほうに流してみましょう。そのあとは、動物がいるところを風上として、自分がいる風下へふわっと伝わってくるのを待ちます。

そのとき、入ってくる感覚を言葉やイメージに限定せず、あらゆる形態で伝わるということを念頭に置き、身体全体をオープンにしておきます。また、主観を取り除き、答えをあらかじめ想定しないことも大事です。こちらが想像もしないことを思っていることもありますし、訊かれた質問にダイレクトに答えないこともあるからです。



④ 諦めずに少しずつ続けてみる


うまくいかなかったとしても、諦めずに少しずつ続けてみましょう。私の経験では、こちらが動物の波動に合わせようとしていると、動物のほうがそれに気が付いて合わせてくれようとすることもあります。反対に、気持ちが伝わらないと判断した人にはそもそも伝えようとしないこともあるように感じます。こちらから気持ちを分かりたいと歩み寄れば、動物はそのうちきっと心を開いてくれるので、続けてみることが大切です。テレパシーに限らず、普段から動物によく話しかけているとつながりやすくなります。


たとえば以前私が乗っていた馬は、ブラッシングなどのお手入れをする前にバケツ一杯のお湯を飲むのが好きでした。私は急いでいるときにそれを忘れることがあり、ブラシを手に持って身体に触れようとすると「お湯が先!」とねだられました。他の人がその馬に乗る日、どのような反応をするのか見てみたことがあるのですが、お手入れの前にお湯をねだることもなく、じっと無反応だったのを見て私は驚きました。この人には分かってもらえないからと、おねだりをしようともしないのです。動物自身、相手によってコミュニケーションを図ろうとするかどうかを決めている節がどうやらありそうです。



テレパシーの効果的な使い方


人が言葉で動物に話しかけるとき、動物がその言葉自体を理解することもありますが、その言葉を発するときに人が抱いている感情やイメージをキャッチすることが多いです。発した言葉とは裏腹の気持ちを抱いているときは見抜かれてしまうため注意が必要です。

たとえば馬は、周囲を観察・記憶する能力が高く、見慣れないものに対して敏感に反応し突然走り出したり落ち着かなくなることがあります。馬場で馬に乗っていて、昨日までなかったスコップがフェンスに立てかけてあることに私が先に気がついたとします。まだ気がついていない馬を静かに落ち着かせておこうと思っていながら、「これに気がついたら馬は驚いて跳ねるかも」と、過去に似たような出来事があった場面を心のなかで思い起こし不安を抱いていたら。それは、見慣れないものがそこにあることを馬に教えてしまっているし、その見慣れないものと私の不安な気持ち、そして想定される馬の行動さえも結びつけて伝えてしまっています。安心感を伝えたいなら、馬が気持ちよく馬場運動をしている姿を思い浮かべておくほうが効果的に伝わるということです。

動物が地震や雷などに怯えているときも同様に、「大丈夫だよ」と言葉をかけてあげながら、その動物が最も安心して眠っている場面をイメージして送ってあげる。いつも言葉だけでは伝わらないように感じるという方は、イメージも合わせて送ってあげるようにするといいでしょう。



動物にも意思がある


こちらの要望を動物に何回伝えても、行動が変わらないから伝わっていないんだなと感じることもあるでしょう。でも、必ずしもそうではありません。伝わっているけれども、動物からすると納得がいかないというだけのことも。動物にも意思があります。その行動には動物なりの理由があります。テレパシーは双方向のコミュニケーションであり、一方的に言うことをきかせるためのものではありません。人間はこう考えているけれど、動物の視点からするとどうなんだろうと常に柔軟な心持ちでコミュニケーションに臨んでみてください。


動物だけではなく、昆虫や植物など、あらゆるものともつながることができると知ったら、人間だけの社会よりも世界が優しく感じられるはず。私自身、ジブリの世界が現実にあることを知ったときは心が躍りました。その話はまた別の機会に。